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2008年07月26日
特殊レンズによる新たな夜明け
乱視の矯正というと、メガネやコンタクトレンズによる矯正や、レーシックをはじめとする手術による矯正を思い浮かべるのが一般的であるが、最近では特殊なレンズを使用した矯正方法が確立されつつある。
酸素透過性が非常に高い特殊なコンタクトレンズを睡眠中に装着する事で、角膜の形状を正常に近い状態に癖付けすることにより、
日中は裸眼で過ごせるようにする「オルソケラトロジー」は、個人差はあるものの若い世代の近視患者に対して特に顕著な回復効果を上げている。
また、即効性は無いものの角膜の形状を整形するという手法は、角膜に由来する一部の乱視患者にも適応できる可能性があり、今後注目を集めていく治療法である。
しかしながら、発祥の地であるアメリカですら知名度が低く、日本では厚生省の認可が未だおりておらず、
「オルソケラトロジー」を扱う病院が限られており、保険適応外になるために経済的負担が大きいというのが現状だ。
円錐角膜をはじめとする強度の不正乱視の視力矯正や、重症なドライアイを引き起こす眼科系疾患の治療法として、吉野眼科クリニックが力を入れているのが、ボストンレンズ(強膜レンズ)である。
ボストンレンズは、眼球の四分の一を覆うことができるほどの大きなレンズで、酸素透過率が高い。
またレンズ下部に涙液を溜めておくスペースが設けられ、ボストンレンズを装着する事で、逆さ睫毛といった外からの刺激から角膜を保護したり、涙液によるドライアイの治療を行ったり、手術をする事無しに強度の不正乱視の屈折異常を矯正したりといった、
今まで絶望視されていた多目的な治療や矯正に希望を与える治療法である。
ボストンレンズ自体の歴史は古いが、酸素供給や涙液交換に関する問題が、技術の進歩によって解決の突破口が開けるようになった現代になってようやく実用化されはじめ、
成功例が少しずつだが報告されるようになりつつあるので、それほど遠くない未来で新しい治療法として認められる日がくるだろう。
投稿者 shoishoi : 2008年07月26日 21:18
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